自然公園のルールとマナー
山のふるさと村は自然公園として整備されています。自然公園にはもちろん自然公園ならではの楽しみ方があります。
ここでは自然公園「山のふるさと村」の楽しみ方を少しだけご紹介しましょう。
(もっと知りたい!という方は、是非ビジターセンターにお問い合わせください)
東京都の自然公園利用ルール
東京都の自然公園利用ルールが定められています。こちらも併せてご覧ください。
すばらしい景色が楽しめます!
山のふるさと村は国立公園の中にある自然公園です。
国立公園は日本を代表する自然の風景地として国が指定したもので、全国に34カ所(うち東京都内には3カ所)指定されています。
山のふるさと村を含む秩父多摩甲斐国立公園は、1950年に日本で16番目に国立公園として指定されました。
2000メートル級の山が20数座もあります。なかでも奥多摩は堆積岩地帯であるために、多摩川は谷を深く刻み、地形が急で渓谷美がみごとです。
山のふるさと村には四季折々、奥多摩湖とその水面を染める山肌の変化を楽しみに、たくさんの人が訪れます。
山のふるさと村から車で約10分の「月夜見第一駐車場」は、東京都最高峰の雲取山(2017m)から続く奥多摩の背骨「石尾根」を眼前に、遥か眼下には奥多摩湖と小河内ダムを望むことのできる景勝地としてお勧めです。
国立公園内では、今ある自然景観を守るために「自然公園法」によって景観に影響を及ぼす行為は規制されています。
山のふるさと村は国立公園第2種特別地域として工作物の新築、木竹の伐採、植物の採取を含む活動について一定の規則が定められています。
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野生生物との出会いが期待できます!
園内だけで120種類を越える野鳥が記録されており、様々な姿や鳴き声で私たちを楽しませてくれます。また、周辺を含めると40種類以上の野生ほ乳類が確認されており、国の天然記念物であるヤマネやニホンカモシカの姿を目にすることもあります。
宿泊をすると、手軽に夜行性動物の観察に挑戦することもでき、野生動物が直接観察できる場所として訪れる人が絶えません。
野生動物の観察に関してはマナーが大切です。詳しくはビジターセンターまでお問い合わせください。
園内は都設の鳥獣保護区に指定され、特に園内奥多摩湖畔は鳥獣保護区特別保護地区となっています。「鳥獣保護及び狩猟の適正化に関する法律(鳥獣法)」により、狩猟が禁じられています。
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園内での餌付け(野生生物への餌やり行為)は禁止されています。
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野生動物と上手く付き合うために出来ること |
野生動物が匂いにつられて寄ってくる場合があるので、食べ物は放置しない。(テント泊の方は、夜間は袋などに密閉してテント内にしまって下さい。) |
テント泊では、生ごみは生ごみ用のごみ箱に入れ、蓋をしっかり閉める。
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クマに突然出会わないよう、クマ鈴をつける。人気の無い場所や人気の無い時間帯での単独行動はしない。クマに出くわしてしまったら、慌てずゆっくりと離れる。
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野生で生きる力を奪ってしまわないように、野生動物に餌付けをしない。
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ニホンザルに遭遇した場合、目を合わせずなるべく近づかないようにする。(目を合わせた状態でバックやズボンのポケットに手を入れると、襲ってくる場合があります)
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動物たちが生息環境として嫌になってしまうため、捕まえようとしたり、ライトを当て続けたりしない。
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野生動物が楽しく暮らしていけるよう、御来園の皆さまが楽しく安全に過ごせるよう、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
手軽に自然とふれあうことができます!
自然公園は優れた美しい自然の風景地を保護していくとともに、その中で自然に親しみ、野外レクリエーションを楽しむことができるように指定された公園です。
つまり、自然を守るだけでなく、自然についての知識を深め、健康やレクリエーションのために自然とふれあう場でもあります。
山のふるさと村にも、さまざまな施設が整備され、手軽に自然体験ができるように様々なプログラムが用意されています。
まずはビジターセンターにお越しください。
ふらりと立ち寄っても、またのんびり宿泊しながらでも、来訪者の皆さんが自分のペースとスタイルで自然公園を楽しむお手伝いをいたします!
山のふるさと村は「公園計画」に基づいた事業として東京都が事業主となって整備・管理されており、東京都自然公園条例により保護・利用等のための規制が定められています。
釣りや動植物・昆虫の採集等については、ビジターセンターにお問い合わせください。
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奥多摩湖 水と緑のふれあい館 付近
奥多摩湖
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